東日本大震災発生からまもなく5年を迎えようとしています。
「東北復幸祭」の趣旨は、被災地の皆さまに「元気と笑顔を届ける」
ことであり、今年は5回目の節目の年となります。
復興に向けて更なる「一歩を踏み出す」ことを応援する意味で、
今回は「“Step Forward”〜一歩踏み出す〜」をテーマに、
宮城県名取市での開催となりました。
2月21日(日)
於:宮城県名取市文化会館大ホール
参加者:1,350名
会場では、津軽三味線や仙台吹奏楽団の演奏が披露され、
星野 仙一氏による講演会も行われました。
星野氏は、平成25年にプロ野球「東北楽天」監督として
日本一になったことを振り返り、
「被災地の子供たちとの約束をはたせてほっとした」と
語られました。
そして、東北の子供たちが心身のケアをサポートする
「呼吸筋ストレッチ体操」を実演しました。
この体操は、東日本大震災で被災した小学校での指導が行われ、
多くの子供たちが安らかさや楽しさ、元気や笑顔を取り戻した
成果が得られています。
ご来場された方々も一緒に体操を行い、会場全体が一体となりました。
震災などに負けずに、これからの未来を担う子供たちの姿に
改めて強く生きていってほしいと、多くの方が思われたことでしょう。
また、プールジュールも出店し、「お米のロッシェ『ichizu』(いちず)」が
販売されました。
『ichizu』は、障がい者の職人さん達のひたむきで「いちず」な思いと
「一流のショコラティエをめざす」姿を製品にしたものであり、
おかげさまで完売するほどの大好評をいただきました。
今回の開催地は、震災時に津波に襲われた地域でした。
しかし、5年という歳月を経てこのような大きなイベントを行えるまでに
復興したのです。
その姿に多くの方が東北の未来図を重ね合わせ、
東北の将来に希望を感じたことでしょう。
東北復幸祭にご参加いただいた会員の皆さま、
ありがとうございました。